最近、子どもから「学校に行きたくない」「習いごとに行きたくない」と言われるたびに、自分自身の心が重くなるのを感じます。
本来なら、ゴードンメソッドの考え方に従い、「行動の四角形」を使って、子どもの問題か私の問題かを分析するのが理想です。そして、私の問題でない場合は、子どもの気持ちをじっくり聞いていくことが基本的なアプローチだと思っています。
私の覚えているゴードンメソッド
ゴードンメソッドでは、無理に行かせたり、説教したり、否定することは推奨されていません。その代わりに以下のような方法があります:
1. 「私メッセージ」で母の気持ちを伝える
私が子どもの行動にどう影響を受け、どんな気持ちになっているかを伝える。
もちろん反発の言葉が返ってくるのは想定しておいて、反発の気持ちを言葉にしてあげる。の、繰り返し。
2. 「コンサルタント」として一度だけアドバイスをする
子どもが母親を信じて相談してくれる場合、一度だけ資料などありとあらゆる情報を用意して話し合い、アドバイスをする。ただし、繰り返し押し付けない。
3. 「勝負なし法」でWin-Winの解決法を探す
子どもと一緒に解決策を考え、お互いが納得できる方法を見つける。
4. 環境改善
子どもの気持ちや行動に影響を与える環境を整える。
ただし、私にとって、これらの方法はどれも即効性がない。特に発表会前や習いごとの発表会直前の行き渋りには間に合わないことが多いです。
現実の壁
光熱費対策で導入した先月購入したコタツが、今では「隠れ家」と化し、引きずり出すのに一苦労する日々です。発表会が終わるのを心の底から待ち望みながら、本当は私の問題ではないから、「もう行かなくていい」「辞めてもいい」と思うこともあります。
でも大人として長年の古い考え方を吸収してきた人間にとっては、「簡単に辞める選択肢を与えていいのか?」と自問します。個人競技ではないなら、仲間に迷惑がかかることを教えなくていいのか?その場だけでもやり切る経験を積ませるべきではないのか?
その一方で、現実的に「今行ったら1000円あげるよ」と金銭で釣ることもやっています。ただ、それが習慣化してしまい、「お金がないと動かない」状態になるリスクも感じています。
学校行かないと、サンタクロース来てくれないよ。キッズケータイ中学生になっても買ってもらえないよ。も一見、効果を発揮したようにみえます。(笑)
そして、行くと、ニコニコして「楽しかった」と帰ってくるんですよね。
「また行く」とか言うんですよね。
心の葛藤と対話の努力
毎日、こうした葛藤を抱えながら、自分が信じるメソッドに基づいて子どもと向き合っています。即効性はなく、イライラしながらも、親が力でねじ伏せることなく、子どもが自分の気持ちを整理する時間を与えようとしています。
結局、これは100回くらいの対話を重ねる必要があるプロセスなのだと感じています。そしてその間、親としての忍耐力が試されているのかもしれません。(笑)
近いうちに、「お母さん、行かないといわれると、学校の授業におくれるのではないかと思って、追いつけないからもっと学校が楽しくなくなるんじゃないかと思って、大丈夫かなとオロオロしちゃうし、胸が痛くなるのよ」と言ってみようかなとは思うのですが、基本的には私の問題ではないと思っていて、ゴードンメソッドを知らない時よりは心は軽いかもしれません。
本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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